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企画立案者の思い


野菜

休学してよかったと思うことが2つあります

1つは「学生」から「社会人」に脱皮する手掛かりを掴めたことです。

大学にいて気付かなかったこと。実社会・地域で生活して初めて気づいたこと。それは「当事者性」の重要さでした。

今までの私は「活きた世界」の外側にいました。外側に居ながらして、世界についての知識を蓄え、考えを巡らしていたのが今までの私でした。詰まる所、今までの私は世界の「傍観者」でした。

休学してようやく私は紛いなりにも「当事者」になることが出来ました。それは世界に交わり、その世界の中の新宮市西敷屋という場所に自分の立ち位置を定められたからだと思います。具体的な足場を持ったことで、見える風景は一変しました。思考の質も変わりました。やりたいことが溢れてきました。これは私の人生にとって決定的な出来事でした。


あとのもう1つ。それは背伸びをせずとも、自分の小さな身の丈からの積み上げでも社会にアプローチすることは可能だということを学べたことです。 何百万円と資本金を募って、会社やNPOを立ち上げでもしないと、社会に対して出来ることはない…そんな固定観念が今までの私にはありました。 それが間違いだということも、今回の休学で教わりました。大金を使わずとも、自らの生活の範囲内で、智慧と工夫次第で出来ることはいくらでもあるのだ、と。
新宮はそうした生き方を実践している人から学ぶ機会に実に恵まれた場所でした。


この2つの気づきがなければ、「熊野川 翔学米」は決して考え付かなかったと思います。気づきの背景にはたくさんの出会いがありました。また、この企画の直接のきっかけとなった生まれて初めての米作りや企画の立ち上げの折々でも少なからぬ方々に助けていただきました。 この半年の全ての出会いに、この場を借りて感謝したいと思います。

若者が健やかに育つ環境があり、命を支える農地があり、人の和がある…そんな地域の基盤となる部分を形創り、下支えしていくような取り組みとなることを願って、「熊野川翔学米」は発足しました。小さな一歩ですが、小さいながらも、持続可能で未来に着実に種を残していける企画として何とか構想できたかな、と思っています。

これからはその構想を実現する行程に入ります。新宮が実際に希望豊かな街になることを祈って、一層気を引き締めて頑張っていきます。

田斉省吾